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PGAとは

PGAとは?

Permanent Golden Age

永遠のゴールデンエイジ

「PGA」は、「Permanent Golden Age(永遠のゴールデンエイジ)」の頭文字をとった名前です。人が成長する過程では、3〜12歳の間に、心身の神経系がほとんど完成するといわれています。見たものや経験したことをまねして、体で表現できるようになる、最も吸収力の高い時期が「ゴールデンエイジ」です。

この時期にさまざまな経験をすることは、体・心・脳を鍛えることにつながります。そこで身につく運動感覚や発想力、思考力、社会性、柔軟性、チャレンジ精神などは、生きていくうえでの基盤となり、大人になってからもずっと成長し続ける土台になると考えています。

GOLDEN AGE

成長の土台を育む時期

スキャモンの発育曲線。神経系は幼い時期から成長し、一般型はその後も成長を続ける

体の成長には、それぞれのペースがあります

スキャモンの発育曲線は、体の組織によって成長する時期や速さが異なることを示した図です。横軸は年齢、縦軸は20歳頃の大きさを100%とした目安です。

赤い線の神経系は幼い頃から大きく成長し、緑の線の一般型(身長など)は、その後も成長を続けます。

PGAでは、子どもの成長に合わせて、走る・跳ぶ・投げるなど、さまざまな動きを楽しく経験することを大切にしています。

参考:日本スポーツ振興センター「発育・発達について」

OUR STORY

PGAをスタートさせたきっかけ

私は10年間、中学校・高等学校で保健体育の教師を務め、野球部の指導にも携わってきました。その中で、心や体、人としての土台を育むには「もう遅いのではないか」と感じました。もっと早い時期からの経験が大切だと考えるようになったのです。

中学生はまだ成長の途中ですが、高校生になると、心も体も、人格の面でも、それまで育ってきた環境によって、ほとんど形づくられていると感じました。授業や部活動、クラス運営でさまざまな働きかけをしてきたものの、大きな成果が見えた経験はありませんでした。

特に忘れられないのが、2校目に赴任した学校での出来事です。そこは県内でも有数の野球強豪校で、それにふさわしい能力を持つ選手がたくさんいました。ある練習試合で、ファールボールが街路樹に引っかかり、部員の一人に「取ってきて」と頼みました。すると、「どうやってですか?」と聞かれたのです。「木に登るんよ」と伝えると、「登ったことがありません」と返ってきました。

学校は都会というより自然の多い場所にあり、その生徒は野球強豪校の部員として十分な運動能力を持っていました。それでも木に登った経験がなかったことに驚き、子どもの頃に自由に遊ぶ経験が不足していることは、大きな問題だと感じました。ちなみに、彼はのちにその高校のエースピッチャーになりました。

タイガー先生のイラスト

CHILDHOOD

自分が子供の頃はどうだったか

私自身は、自然の豊かな田舎で育ちました。山の木にはちみつを仕掛けてカブトムシを採ったり、近くの川に入って岩場から飛び込んだり、大木に木片を打ち付けて階段にし、木の上に秘密基地を作ったり。思いつくままに、外で自由に遊んでいたことを覚えています。

遊びの中では、けがをしたり、友達とけんかをしたり、大人にひどく叱られたりしたこともありました。そんな経験を通して、体の面でも気持ちの面でも、「これ以上はいけない」という加減を学んできたように思います。今の子どもたちはどうでしょうか。

山の中を元気に走るほぼりきし

THREE SPACES

なぜ「遊ぶ」経験が不足しているのか

今の子どもたちは、自由に遊ぶ経験が不足していると感じます。その背景にある「3間の減少」をご存じでしょうか。3間とは、子どもたちが遊ぶための「時間」「空間」「仲間」のことで、これらが減少していると指摘されています。

学校や塾、習い事などに使う時間が多く、自由に遊べる時間が限られることがあります。また、犯罪や事故、けがを心配して、お子さまを外で遊ばせることをためらう保護者の方もいらっしゃいます。公園の禁止ルールが増え、自由に遊べる場所も少なくなっています。

さらに、スマートフォンやゲームなどの普及により、屋内で楽しむ時間も増えました。こうしたさまざまな要因が重なり、体を動かしたり、仲間と関わったりする機会が減り、一緒に遊ぶ仲間も少なくなっていると考えています。

ほぼりきしが表す、遊びに必要な時間・空間・仲間

VALUE OF PLAY

遊ぶことの意義

外で走ったり、跳んだりする遊びは、筋力や持久力を高め、体力や運動能力の向上、健康な体づくりにつながります。木や花、虫などに触れることで、自然への理解や親しみも深まります。

広い場所で遊ぶことは、創造性や想像力を刺激します。自然の中では、新しい遊びや冒険を見つける楽しさもあります。また、友達やほかの子どもたちとの関わりを通して、コミュニケーション能力や協力する気持ちが育ちます。チームでの遊びは、リーダーシップやチームワークを身につける機会にもなります。

自然の中で遊ぶことは、ストレスを解消し、リラックスすることにも役立ちます。新鮮な空気を吸って、心も体もリフレッシュできます。このように遊びは、子どもたちの健やかな成長にとって大切だと考えています。

自然の中で仲間とボール遊びを楽しむほぼりきし

OUR PURPOSE

PGAの目的とは

子育てを取り巻く環境の中で、子どもたちの「遊び」が減っていることを、私たちは大切な課題だと考えています。PGA athleticsでは、ゴールデンエイジの子どもたちに「遊び」の場や情報を届け、失われつつある「時間」「空間」「仲間」の3間を取り戻し、人としての土台づくりを目指しています。

ただ遊ぶだけではなく、体育教師や野球指導者として培ってきた知識や技術を遊びに生かし、体や心、脳の成長につながる工夫を体系的に取り入れています。さまざまな遊びを経験する中で、大人になってもずっと成長し続けられる「人間力」を育てることが、私たちの一番の目的です。

PGAの活動